発展したらラオスの事は好きじゃないのか、とラオス人に言われた話。

以前職場の課長の家でご飯をごちそうになった時の話。

この日は課長の息子の誕生日会。
地元の学校の先生も来てて。

初めましてでいろいろ話してたとき。
ふと出た話題のなかで言われたこと。

発展したらラオスの事は好きじゃないのか
と言われて
何も言えませんでした。

正直に言って
好きじゃないかもと思った自分がいました。

自分はなんでラオスが好きなのか?
発展って何?と
改めて考えるきっかけに。

ラオスは好きか?とよく聞くラオス人

初めて会うラオス人との会話はだいたいこんな感じ。

何人だ?
どこで働いている?
ラオスにきてどのくらい?
いつ帰るの?
ラオスは好き?
ラオスが好きならラオ人の旦那さんもらいなさい!

90パーセントくらいでこの流れ笑

だいたいこの流れでこの話題は終了するんだけど
この日は違いました。

ラオスが好きか聞かれて
好きだと答えたとき、
「どうしてラオスが好きなんだ?」
と聞かれました。

私がラオスを好きな理由


どうしてラオスが好きなのか聞かれたので、
理由を伝えました。

私が日本で働いていたときは
一日12時間以上働いていたこと。
ゆっくりご飯も食べられなかったこと

子供のころは父親も仕事が忙しくて
一緒にご飯を食べられなくて寂しかったこと。

でもラオス人は
「一人でご飯を食べるのはおいしくない、
みんなで食べるとおいしい」

といつも言ってて
(ラオス人の口癖。みんなでご飯を食べる文化)

みんなで食事する時間や
家族やお祭りを大事にしていること

だからラオスが好き。
と答えました。

家族とか、ご飯とか、自然と一緒に生きてる感じ。
人間らしい、当たり前の事が幸せなんだって

毎日感じます。

発展している日本と、発展していないラオスどちらが好きか

ラオスを好きな理由を答えると
「ラオスと日本どちらが好きか」
って聞かれました。

当たり前だけど
どちらにもいい面悪い面あるし
一概には言えないのだけど

私はラオスだ。と答えました。
なぜなら身の回りの人だけを比べると、
ラオス人のほうが幸せそうにみえたから

そこで言われたこと。

「働かなくていいから、ラオスがすきなのか。」

ええーーーー

うーーん、半分正解で半分違う。。。

日本の働きすぎは見直すべき。

日本の労働時間や過労、
自殺者の人数は異常。

私は日本で働いていたころ
仕事のせいで
鬱になったり体調を壊した人も
たくさん知っている。

しんどい時は休めばいい。
もっと柔軟でいい。

一番大切なのは自分の体。
幸せになるために生まれてきたんだし。

でも働かずに生きていきたいわけではない。
一日だらだらして生きていくのが
幸せとも思わない。

言いたいのは
自分のやりたいことをやればいいってこと。
やりたくないなら、やらなければいい

たくさん働くのが悪いわけではなくて
やりたいことがある人にとっては
エネルギッシュな東京なんかはは
本当に素晴らしい都市だと思う。

人間らしく、家族とか、子供とか
身の回りの物を大切にして
自分のやりたい仕事を生き生きとできるのが
私にとっての幸せなんだろうなーーー

なんてのをラオス語で伝えられず

労働時間が短い=楽=ラオスが好き
と思われてしまった。。。

「その理由以外に、
ラオスのほうが好きなわけがない」と。

発展って何だろう

なかなか説明できなかったので、
日本にも問題はたくさんあるんだよー、
発展してるけど、
自殺者もたくさんいるんだよー
みたいに伝えたところ、、、

ラオスが発展したら好きじゃないのか。
と、この日一番考えさせられる質問が。

正直好きじゃないかも、、、
と思って答えられなかった

発展ってなんだろう
発展って必要なんだろうか、
発展っていいことなんだろうか

青年海外協力隊にきたら人や
途上国を旅したことある人は
一度は考えたことあるんじゃないでしょうか。

大学4年生のとき
初めて途上国にいったときから
そしてラオスにきて1年半
ずーっと考えてきました。

なぜ好きじゃないかもと思ったかというと
私の中での発展のイメージは
日本だったから

日本にはなんでもある
ありすぎるくらい

なんで日本はなんでもそろっているのに
周りのラオス人のほうが幸せそうにみえるんだろう。

発展しない方が幸せなんじゃないか。

でも国際協力として
ラオスの発展のためにきている人間が
発展してほしくないと思ってしまうのは
矛盾してないか。

発展してほしくないなんて
先進国の人間の勝手な考えなんじゃないか。

発展のバランスって大事。

発展してほしくないと思いながら
ラオスがこのままでいいわけでもない。

乳幼児の死亡率
進学率。

学力よりも金銭的に裕福な家庭の子が
進学できるし
賄賂なんて当たり前だし

生まれながらの環境で人生が決まらない、
努力次第でやりたいことが実現できる国

になってほしいな、とは思います。

これはラオスだけではなくて
すべての人に言えることだけど。

結局発展ってひとくくりにしているけど
どんな風に発展していくかが大事なんだろうなと。

50年後ラオスはどうなっているんだろう


私はラオスが好き。
素朴な雰囲気。温かい人。

近年開発が目覚ましいラオス。

ラオスは50年前の日本みたいだとよく言われます。

50年後、
この国がどうなっているのか
楽しみでもあり、
少し怖い気もします。

発展と幸せは比例しないということを
感じる毎日です。

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ABOUTこの記事をかいた人

SAKKO

1990年石川県生まれ。 2012年3月に大学(言語文化学科)を卒業し、神奈川県で3年間医療関係会社で営業の仕事をしたのち、青年海外協力隊参加。 隊次:平成27年度2次隊 職種:環境教育  派遣国:ラオス