青年海外協力隊として実際派遣されてみたら
要請がなかった、全然違うことをもとめらた!
というのは協力隊のなかではよく聞く話。
実際私や私のまわりはどうだったか、
そのことからどんな人が合格しやすいかをお伝えします。
そもそも青年海外協力隊の要請とは?
要請とは就職活動でいう募集要項のようなもの
どんな職場で具体的にどんな仕事をするかが書かれています
要請ごとに協力隊は募集されます
過去の要請はこちらから
要請情報検索
![](http://sloowlife.com/wp-content/uploads/2016/05/imgres-2.jpg)
ただし要請がでてから隊員が派遣されるまでの期間は1年以上。
途上国では上司が変わると部下も変わって
引き継ぎもされないことも多い
実際赴任してみると
要請に書いてある仕事が求められていない。
全く違う仕事が求められる!
なんてことがしばしば。
これが協力隊あるあるといわれていることです
実態は・・・
たしかにこういう場合は私の周りでもありました
楽器で音楽を教えてほしいという要請内容の
青少年活動隊員。
実際に赴任したら楽器がない。
パソコンインストラクターなのに
行ってみたらパソコンがない
観光隊員なのに赴任したら
日本語を教えてくれと言われた。。。
そもそも農業系のコミュニティ開発だったのに
職場が崩壊し体育教師になった
など
私の場合
私の要請は
以前に行っていたプロジェクトの継続、モニタリング
具体的には
①家庭用コンポストの巡回
→赴任したら
「なんでコンポスト見に行きたいの?」
「もうやってないよ!」
②学校での巡回、環境教育の実地
→そもそも私の配属先は教育活動を行うところではない
という感じ。
まあでも私から提案すればとりあえずしぶしぶやってくれますが。
JICAとしては
ラオスでは私意外でもこんな状況の人がたくさんいるので
やはり問題に
JICAラオスはとても親身に話を聞いてくれて協力的で。
この状況はよくないのですり合わせを行おうとしてくれています
技術補完研修で言われたこと
いいボランティアとはなんなのか。
いい活動をしてきた人の特徴。
要請にとらわれずに活動した人
だそうです。
成功した内容が職種と関係なかった
という人
要請=必要なもの
とは限らない
このことに関しては
協力隊員の中では超有名なブロガーである
宮崎大輔さんも書いています
青年海外協力隊の経験、世界中で協力隊関係者と情報交換した経験、任地へ戻って調査した経験から、青年海外協力隊の意義は「任地が抱える本当の課題=イシュー」を見つけることだとわかった。
本当にいい記事です
「イシューからはじめよ」青年海外協力隊のボランティア活動・国際支援が帰国後も現地住民だけで継続するたった一つの方法
活動が持続していない部分は残念ですが、
ダイスケという名前が残った。
それは本当に意義のあることだと思う
私の場合
コンポストの活動にかなり縛られていました
それも前任者の中心の活動だったし
要請にも書いてあるし。
でも正直持続性がない
でも要請内容だからやらなくちゃ。。。
とずっと私自身悩んでいました。
それを先輩隊員に相談したところ
私がいいと思ってないなら、やっちゃだめだよ!
自分がいい!と思ったものを配属先、村の人にもつたえなきゃ
と言われてはっとしました。
ボランティアで協力隊は
仕事がはっきりしていないことも多いため、
探り探りのところがあります。
「これは自己満足ではないか」
「任地のためになっているか」
「持続性はあるか」
そのため、子供に向けた環境教育に方向を転換
なかなか配属先の理解は得られないけど
任地にとっては必要。
![](http://sloowlife.com/wp-content/uploads/2016/11/DSCF9208-300x225.jpg)
環境のレクチャーをするパートナー
と、いってもコンポストを通じた環境教育も
知りたいといってくれる人は少数ながらいるので
巡回はつづけようかと思います。
まとめ
要請が行ってみたらなかった
という事実は頻繁にあります。
それに対してJICA側も(ラオスでは)そのようなことが
ないように努めてくれていますが
特に曖昧な要請、資格のいらない要請などはそのようなことも多い。
なので自分で課題を発見すること
ひとつことにとらわれない
柔軟さをもっていることも
協力隊には必要。
特に専門性のない人は
幅広くアピールするのも手。
行って現場をみて要請にとらわれずに任地に必要なことを
活動にすることが大切。
まあそれが大変なんだけど。
それができるのは、開発コンサルタントでも専門家でもない
協力隊ならではです。
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