ごみ山って見たことがありますか?ラオスゴミ事情

ラオスに来て驚いたことのひとつ。
ごみ問題。

空き缶、ビン、すべてのごみは分別なし。
全てごちゃまぜにして回収されること。

そして焼却することもなく、
最終処分場に野ざらし

ラオスのゴミ事情を紹介します。

サイニャブリ県ごみ回収のしくみ

私の住んでいる町サイニャブリ

ごみはどうしているのかというと
週に一度、家の前にごみをおいておくと、
回収トラックがもっていってくれる仕組み。

このトラックはJICAの支援です。

家の前においておくと書きましたが、
トラックが回収にきてくれるのは大通りのみ

まだまだすべての地域はまわれていません。

サイニャブリ群は人口7万人弱
ごみ回収の量は一日20トン以上
なんとこれでも
回収率は40%だそう。

特に、舗装されていない狭い道路などには
車が入っていけないのが現状。

回収されないごみは
野焼きにされたり不法投棄されたり。

サイニャブリ県最終処分場

そしてこのゴミは最終処分場へ

実際に自分の目でみるとぞっとします。
ハエがすごい。
でもにおいがすごすぎて歩けない、
ってほどではありませんでした。

ここから、ゴミの散乱だけでなく
浸出水、悪臭、病害虫などの問題が発生します

集められたごみは機材が足りないので
最終処分場というか、ごみ置き場というか。
埋め立てもできず、野ざらしです。

処分場には何度か足を運んでいるけど、
ウェストピッカー
は見たことありません

ウエストピッカーとは

写真のように
(リサイクル可能ゴミを売って売却することで生活する低所得者層)
のことです。

この写真はカンボジアですが、
ラオスも、ルアンパバーンやビエンチャンには
ウェストピッカーがいるそう。

実際に見ると本当に衝撃的、

サイニャブリの処分場のはずれにも集められた資源ごみが。
住み込みではないにしても、
サイニャブリにもウェストピッカーはいるみたい

そしてここにもJICAの支援が。

タイヤがすぐパンクするから今は使っていないんだそう。

もったいないなぁ、、、
寄付とか、支援とか、
国際協力ってなんだろうって思う瞬間。

経済発展

ラオスは経済発展が著しい

私が住んでいるここサイニャブリでも
私が住み始めた1年半の間で

中国資本のマーケットができたり
タイのスーパーができたり
どんどん発展しています。

輸入品、製品が増えているのを見ると、
便利になったようで
ここの製品はいずれごみになるし、
どうやって処理するんだろう、、、
と複雑な気持ちに。

生産者、販売者はゴミ処理まで考えていません。

2013年から2020年までにごみの量が2~3倍になるそう

ラオス他県のゴミ事情。

首都ビエンチャンは人口約73万人
一日のごみの排出量は推定で350t~600t!
回収できているのは170tほどだそう。

とくに経済発展の著しいビエンチャン。
ごみ問題、公害問題は深刻

ビエンチャンは中間処理施設もJICA支援で建設されています。

一度ここに集めて、より大きなトラックに移し替え、
最終処分場へ運びます。

日本の焼却が当たり前じゃない

燃やさないとか不衛生だし
焼却施設作ればいいじゃん!
て思う人もいるかもしれません

でも建設費、維持費に莫大なお金がかかります。

ラオスだけではないですが、途上国でこれを建設するのは不可能。
援助で建設しても維持するのも困難

そもそも私たち日本人のなかで常識となっているごみの焼却処分
これは正しい方法なのかは考える必要があります。

じつは日本は焼却施設数は世界一
焼却炉の数はアメリカの約4倍、ヨーロッパの10倍以上

ヨーロッパは環境にかかわる規制が厳しく、
そもそもごみださないようにという考えです。
焼却は根本的な解決になりません。

そしてそもそもごみをださない努力をすることが大事。
ごみって捨てて回収された後は自分の身の回りがきれいになるし
その先を想像するのは難しい。

でも自分がなにげなく捨てたごみが、
ここラオスで半永久的に残るかもしれなくて
それがいずれ公害問題になるのかと思うと

ぞっとする。

その事実を知っている人はごくわずかで
大半の人は気にも留めません。

ボランティアの私にできることはごくごくわずかですが、
少しでも伝えられたらいいなと思います。

ぜひ機会があれば、住んでいる町のごみがどうなっているか、
考えてみてください。

ラオスでも日本のような公害被害がでないことを祈るばかりです

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ABOUTこの記事をかいた人

SAKKO

1990年石川県生まれ。 2012年3月に大学(言語文化学科)を卒業し、神奈川県で3年間医療関係会社で営業の仕事をしたのち、青年海外協力隊参加。 隊次:平成27年度2次隊 職種:環境教育  派遣国:ラオス